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ANGLOMANIA 1993 - 1999

1992年から1993年にかけて、Vivienne Westwoodとスウォッチによるコラボレーションウォッチ「Putti」と「ORB」が登場。

また、ロンドンではコンジット ストリート43番地に新たなブティックをオープンしたほか、ヴィヴィアンはベルリン芸術大学のファッション学教授に任命されました。

1993年秋冬コレクション「Anglomania」では、ヴィヴィアンはその創造性を注ぎ込んだオリジナルのタータンチェックを制作。

夫であるアンドレアス・クロンターラーの名に因み、MacAndreasと名付け、ブランドの象徴としました。通常、タータンチェックを公式に登記するためには200年必要とされていますが、スコットランドの老舗タータンメーカー「ロキャロン社」がこれを即承認したことで、ヴィヴィアンの大きな功績の1つとなりました。

1996年には、ファッションとアートの関係を検証するチャンネル4のテレビ番組シリーズ「Painted Ladies」にヴィヴィアンが出演し、中世、ルネッサンス期の古典美術に描かれた衣装を紹介しました。また、同年のミラノ・コレクションで「Vivienne Westwood MAN」を発表したほか、イギリス国外への最初の出店となるライセンス・ブティックを東京にオープンしました。

1997年、ロンドンのコンジット ストリート44番地に新たなブティックをオープン。

1998年、アーカイブに着想を得たディフュージョンライン「Anglomania」を発表。ブランドのアイコンであるテーラリングとドレープシルエットに敬意を表した若々しいコレクションは、「SEX」、「Pirate」、「Mini-Crini」、「Bondage」といったコレクションからピックアップしたスタイルで構成されていました。

同年、ヴィヴィアン・ウエストウッドの手掛けた最初のフレグランス「Boudoir」を発売。これは「世界の鼻」として有名なドラゴコ社の調香師、マーティン・グラと共同で開発したものでした。「私の香水は『Boudoir(ブドワール)』と呼ばれています。ブドワールとはドレッシングルーム、ドレスアップする場所であり、同時に身に纏ったものを脱ぐ場所をも意味します。それは女性の空間、女性が自分自身と親密な関係になる場所、自分の欠点と可能性に向き合う場所の象徴です(ヴィヴィアン)」

1999年、サヴィルロウのテーラリング、フレンチクチュールに対するヴィヴィアンの探求が融合したプレタポルテライン「Vivienne Westwood RED LABEL」が誕生。

1999年、Vivienne Westwood最初のニューヨーク・ブティックがオープン。

ファッションはフランスとイギリスのアイデアの融合であり、交換であるとヴィヴィアンは考えています。「イギリスにはテーラリングと気さくな魅力があり、フランスには『より良く、洗練するために何ができるだろうか』と常に満足しない姿勢、あらゆるデザインとプロポーションに対する強固なこだわりがあるのです」

 

Collections:

Grand Hotel,(1993年春夏シーズン)- ヴィヴィアンが初めてモデルを務めたコレクション。
・インスピレーション
1932年のグレタ・ガルボ監督作品にちなみ、ヴィヴィアン・ウエストウッドのモチーフとなったフルスカートのボールガウン。ホテルのロビーでのランデブー。パジャマの襟。「Endangered Animal」のプリント。サンローランとディオールのシェイプ。ロング丈の「Circle」スカート。ヴィヴィアンがOBEを受賞した際に着用したグレーのスーツ。

Anglomania,(1993年秋冬シーズン)‐ Vivienne Westwood GOLD LABELの誕生。‐ ナオミ・キャンベルの「ELEVATED GHILLI SHOES」による転倒。
・インスピレーション
トマス・ゲインズボロが活躍し、フランス人がイギリスのテーラリングと田舎の魅力に熱狂した時代。イブニングドレスの礎となったコルセット。愛国心。イギリス人の目を通して見たフランス芸術。ヨーロッパ文化への親近感。スタウト・ツイード。 夫に捧げるタータンチェック「MacAndreas」。ダブルブレストのスーツ。ウールのケープ 。

Café Society,(1994年春夏)‐ 当時、アンドレアス・クロンターラーとの協業により、ドレスとトレーンのボリュームは過去最大に。
・インスピレーション
サロンの延長線上にあるカフェ。19世紀のフランス・オートクチュールの創始者、シャルル・フレデリック・ウォルトへのオマージュ。砂時計のようなシルエットと、クッション付きのバッスルの始まり。クリノリンガウン。ニットタッセル。マイクロミニスカートのみを着用した、トップレスのケイト・モス。フェイクファーの重ね着。

On Liberty,(1994年秋冬シーズン)
・インスピレーション
イギリスの哲学者ジョン・スチュアート・ミルの影響を受けた個人の自由を主張するコレクション ‐ 「クチュールは大量生産と並行して存在しなければならないのです(ヴィヴィアン)」現代的なプロポーションのリセット。バム・パッド。プロポーションの歪み。ロンドンの百貨店、リバティのプリント。ボリュームのある女性姿への賛美。

Erotic Zones, (1995年春夏シーズン)
・インスピレーション
極端なシルエット。英雄的な女性。女性の持つパワーの再認識。アンドレアス・クロンターラーの父親が製作したワイヤー製のバッスル「Cul cage」

Vive la Cocotte,(1995年秋冬シーズン)
・インスピレーション
究極の砂時計型のシルエットを描くパッド入りのバストと、軽量の金属製ケージで構成したバッスルという全く新しいシルエットへの到達。常に高いプラットフォーム。このシーズンでは、ヴィヴィアンは2つのコレクションを作る必要がありましたが、そのうちの1つはコマーシャルを意識してこのシルエットを控えめにしたものでした。「Metropolitan」ジャケット。

Les Femmes Ne Connaissent Pas Toute Leur Coquetterie,(1996年春夏シーズン)
・インスピレーション
リラックスしたシルエット。誇張を控えたデザイン。マリー・アントワネットの肖像画。レディライク。太いサテンのリボンが付いたドレッシングガウン。アントワーヌ・ヴァトーの絵画「The Shop Sign of Gersaint」。

Storm in a Teacup,(1996年秋冬シーズン)
・インスピレーション
極端なアシンメトリーの追求。ロココ調の家具。予測不可能なイギリスの天候。ピンストライプ、タータン、ツイード。相容れない衝突。「画一化とミニマリズムの恐怖に立ち向かいます(ヴィヴィアン)」ブラウンのチョークストライプの「Watteau」ジャケット。

Vive la Bagatelle,(1997年春夏シーズン)
・インスピレーション
「些細なことは気にせず、自分が何をすべきなのかをしっかりと選べる女性に捧げる作品です(ヴィヴィアン)」バイアスカット。熟した果実のプリント。シャツの上にカモフラージュされたデミカップブラ。ボンデージ・ストラップと目隠しの花嫁。「Bagatelleとは、何の意味もない、些細なこと(ヴィヴィアン)」

Five Centuries Ago, (1997年秋冬シーズン)
・インスピレーション
チューダー様式とジャコビアン様式。非常に構築的なデザイン。露出したサスペンダーとスカートのスリット。立たせた襟。ハンス・ホルベインの肖像画。超エリザベス様式。

Tied to the Mast, (1998年春夏シーズン) - エリザベス1世に想いを馳せて。
・インスピレーション
船乗りのほら話。テオドール・ジェリコーの絵画。再構築した「Pirate Boots」。女性用のウォーキング・スーツ。クリスタルロープ・プリント。塩じみ、日焼けによる色褪せ。アイパッチ、地図で作った帽子、ブリガンドハット。

Dressed to Scale,(1998年秋冬シーズン)
・インスピレーション
変異と混沌。肩までの長さのラペル。オーバーサイズのボタン。身体の形状を模したカット。アンドレアスの子供時代の伝統的な衣装。風刺画を見ること。18世紀の風刺画家ジェームズ・ギルレイ。「文化の本質は、できるだけ人の手で作り上げられるべきです(ヴィヴィアン)」グレーのストレッチウールの「Amphora」ジャケット。

La Belle Helene, (1999年春夏シーズン)
・インスピレーション
ルーベン。サテンとレースのタイポグラフィー。新学期。線と対称。1953年のアンリ・マティスのコラージュ作品「The Snail」。鉛筆によるいたずら書き。

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