”私がデザインする女性像は知識人で、芸術愛好家です。一つのことから他のことを比較するのが知識の根本です。すなわち、今日の目を持って過去を見ることは、現在に光を投じることになるのです。世界に対する知識が彼女の冒険です。”ーヴィヴィアン・ウエストウッドヴィヴィアン・ウエストウッド2017年春夏はヒッピー文化と芸術的な運動があった1970年代からインスピレーションを得ました。生地を選ぶ際、またプリントやガーメントのシルエットにそのことが反映されています。

軍服を着たジミー・ヘンドリックスのイメージにインスパイアされた’ヒッピー・ユニフォーム’、私たちはジミー・ヘンドリックス感を持ったとても特別なジャケットとそれに合うズボンを作りました。ジャケット全体を囲むフューシャとゴールドのフリンジのトリムがあり、ハンドメイドのリネンでできたバラ飾りとボタンがトップについています。明るいフリンジのトリムを覆うボレロがあります。

刺繍は羽のようなものが一連に続いた装飾的な形をとっており、それは2015年春夏のゴールドレーベルのDLコートで使われたものです。レーザーカットのシークエンスの色は玉虫色のペール・グリーンとバーガンディーです。フロントの中心、首の後ろ部分に沿って下がっている所があります。

この黄色に染められたスーツに、マッチするストライプの（黄色の光沢を強化したコットンとリネン）ニットのポロを下に着たデヴィッド・ボウイにインスパイアされました。ストライプはダーク・グリーンやバーガンディー、またマルチストライプのシークエンスでも表現しました。※原文の意図や雰囲気を残すため、あえて直訳に近い表現を残してます。